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iPadと電子ペーパー

アップルはiPadというものを持ち出して電子出版業界に進出する意気込みを見せているけれど、これが普通のパソコンと同じカラー液晶なのだ。

電子出版で普及を見込んでいる電子ペーパーとカラー液晶とでは見え方が全然違っていて、電子ペーパーというのは本当に目に優しくて活字を読みやすい画面なのに対して、カラー液晶というのはぎらついていて本来は活字を長い間見るのには向いていないのだ。

カラー液晶で電子出版というのはこの点において無理があるんじゃないかと思ったのだが、だがしかし、皆さん普段からパソコンのカラー液晶で活字を読んでいる。文字の見やすさ見づらさという問題は電子出版の普及においてあまりたいした問題ではないのかもしれない。

あるいは、図版が入った書籍や4色使った漫画を見る場合には、カラー液晶の方が訴求力があるということになるかもしれない。

2010年3月30日追記:(電子ペーパーは電源を切ったときでも画面が残るので、バッテリーの持ちはいいのかもしれない)

 

 

アップルのiPadとKindleのどちらが覇者になるかというと、ハードウエアの問題よりもコンテンツを買いやすいシステムを構築した方が勝つという問題につきるかもしれない。音楽を手に入れるのにiTunesでダウンロードするというシステムがほぼ独占状態になっているように、電子出版におけるiTunesのようなシステムを完成させた方の勝ち。

アップルはすでにiTunesでこういうビジネスモデルを完成させているからね、アドバンテージを握っているように見える。

後はコンテンツの問題。電子出版に向いたコンテンツというものはあるかどうなのだが、少なくとも日本でまず商売になるのは漫画じゃなかろうか。漫画を多く出版している出版社がどんなアプローチをしてくるか、これが日本における電子出版の普及の鍵を握っているような気がする。

 

2010年03月27日(土)追記:(ハードウェアの見やすさはあまり関係がなくて、魅力のあるコンテンツをわかりやすいシステムで供給できた方が勝つ。ケータイ小説って読んだことがないんだけれどどんなものなんだろうか。ケータイのあんな小さくてぎらぎらした画面で文字を読むのが苦痛なんだけれど。やっぱり漫画かなあ)

 

後は、電子出版専用の端末を用意した方がいいのか、それともiPadのようにPCの延長にある汎用性の高い端末にした方がいいのかという問題。新聞はどっちに載った方がいいのか、雑誌のコラムというのはどっちに載るのか、ブログとの境目はどこにあるのかないのか、境目は案外曖昧としているかもしれない。

本を読んでいるときに意味のわからない単語があった場合、そこをクリックすると内蔵した辞書から説明が出てきた方がいいのか、それともネット上のたとえばWikipediaを表示した方がいいのかどっちだ。

 

2010年03月27日(土)追記:(PCか専用端末かどちらかだけという議論にはならなくて、家にある本棚がサーバーに置き換わって普段はそこに入っていて、読もうと思った分だけ端末に落とすのかな。だいたいがKindleとかiPad単体でどれくらいの量が持ち運べるのか知らないのだよね)

 

 

ところでグーグルは電子出版ビジネスにどういうアプローチをしているんだったかな。すべての出版物を全文検索できるようにするのが目標だとして、それを検索以外のビジネスにどう生かすのか。勉強しなければ。

 

 

 

iPad VS. キンドル 日本を巻き込む電子書籍戦争の舞台裏 (brain on the entertainment Books)

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  • 作者: 西田 宗千佳
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2010/03/12
  • メディア: 単行本

 

 


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