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そそり立つ地獄

夜更けの神保町で建築学科の卒業生である中年男が数人とぼとぼと歩いていて、その中の一人が最近建った超高層マンションを見上げて一言。『これじゃ生活できないだろ』するともう一人が指摘。『ここはまだましなんじゃないの。あそこにスーパーマーケットがある』

建築を作っている側の人間としては、超高層マンションというのはとても人間の住める施設じゃないというのが実感。あれは何かが欠けた人しか住めないんじゃないか。

都市居住に集合住宅という様式は不可避だとして、限度というのはせいぜい4階建てか5階建てなんじゃないだろうか。いざとなったら階段で行き来できる程度の、地面から離れていない家。

おいらが学生の頃はコートハウスが都市居住の将来の可能性としてあげられていたのだけれど、あんな贅沢な土地の使い方は出来ないせいか、結局はやりませんでした。

 

都市に住み続けなければいけないとして、おいらに金があったら現代町家とでも言うような3階建ての住宅を作りますかね。金出してまでマンションには住みたくない。それに維持費がマンションは戸建ての数倍になるのだ。

(ただし今はコンクリートから放射能が出たり、それなりの大工や職人はみんな東北に行っちゃってろくなのが残っていないなどの理由で、建築そのものをするのは3年くらい控えた方がいいんだろうな。今、現場は一体どうなっている?)

林家彦六さんみたいに明治時代からある長屋に住むというのが一番それらしいのかな。

2012年1月25日追記:(4年以内に首都圏に大地震の起こる確率70%なんて言われたら、マンションだろうが戸建てだろうが買う気が起こらないですね)

京の町家―生活と空間の原理 (SD選書 59)

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コート・ハウス論―その親密なる空間

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  • 作者: 西澤 文隆
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  • メディア: 単行本

 


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